Ansible 2.8.0 にupgrade

--- Ansible 2.8.0 にupgrade---

2019/05/16 に Ansible 2.8.0 がリリースされたので早速upgredした。

 

現状の社内ミッション

Devopsの推進とNW運用自動化の推進の具体的な方法の一つとして、Ansibleを利用していくことになった。チームの勉強会から始めて、運用を効率化することはもちろん、ステップ1では商用で定例的に発生するstaticルートACLの追加を自動化する。

 

Staticルート設定のための”ios_static_route”モジュールは2.7では同じstaticルートを何度実行してもchangedとなることや、state: absentに指定しても削除動作はせず、okが返る結果となっていたので2.8で改修の期待が大きかった。

(※自分の環境が古い可能性もあり)

 

そして2.8で”ios_static_route”モジュールは他のモジュールに比べて大きく変更があった。

https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/ios_static_route_module.html?highlight=ios_static_route

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vrfに対応は検証環境で使うので地味に良かった。ただ、、、これまで勉強会用に2.7で作成したplaybookを動作させたところ先の問題だけではなくstaticルートの追加のplaybookのでもfailedになってしてしまう。

 

家のCiscoがc1812でIOSが12.4(15)T10と古いのが要因なだけしれない。ならばよいけれど。。。週明けには職場の検証機で確認する予定。

 

もし商用機のIOSでも対応できない場合は、少なくともスタンダードなstaticの追加と削除ができるようOK以下のどちらかで対応を考える予定。

 案1・pythonのモジュールコードを一時的に変更

 案2・他のモジュールを使う(commandsなどで実装できるか?)

 

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他、2.8で追加されてよかった機能はios_configモジュールのbackup_optionsで、2.7まではAnsibleコントローラでのconfig保存用のパスが/etc/ansible/backupから変更できなかったが、オプション機能で任意のパスを指定できるようになったこと。

https://docs.ansible.com/ansible/latest/modules/ios_config_module.html?highlight=ios_config

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社内の勉強会用 Ansibleハンズオンチュートリアル

github.com