VMwareWorkstation15playerでNX-OSvを起動する

Cisco Nexus9kの仮想版NXOSをVMで使ってみる

事前準備
  • Ciscoアカウント作成 (無償)
  • CiscoアカウントでNX-OSvをダウンロード (無償)
  • PC(メモリはVMだけで8G使用)
  • VMwareWorkstation15player(ESXi、KVMVirtualBOXVagrantも対応可)


    Ciscoアカウント作成(無償)

    www.cisco.com




Ciscoアカウントでログインし仮想版NX-OSv(無償)をダウンロードする

Software Download - Cisco Systems
今回はnxosv.9.3.2.ovaをダウンロード



VMwareWorkstation15playerのダウンロード(無償)とインストール

www.vmware.com




VMwareWorkstation15playerでNX-OSを起動するまで

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Playre(P)-->ファイル(F)-->開く(O)-->ダウンロードしたOSを選ぶ
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仮想マシンの名前やストレージのパスは自動的にデフォルト指定されるのでそのままインポートまで進む

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Playre(P)-->ファイル(F)-->管理(M)-->仮想マシン設定(S)を開く

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デフォルトの設定(メモリは8M以上必要)

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追加からシリアルポートを選択し完了を押下

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追加したシリアルポートを選択し設定変更する「名前付きパイプを利用する」を選択-->「\.\pipe\com」を入力-->「接続先はアプリケーションです。」を選択-->OKを押下

VMwarePlayreでxos9.3.2を選択して「アプリケーションを起動する」を押下。

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「Lorder>」のプロンプトが出力されたら「dir」でファイルを確認し「boot nxos.9.3.2.bin」を投入し起動する。

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boot timeが表示されれば起動OK

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ターミナルソフト(ここではTeraterm)で先ほど追加したVMのシリアルポートに名前付きパイプで接続する。VMのシリアルポートに設定した文字列と同じものを指定する




PowerOn Auto Provisioning (POAP)について

POAPは起動時にConfigを取得し設定を自動化する仕組み. 動作としては、起動後にDHCPサーバを検索し、自分のIPアドレスゲートウェイ、および DNS サーバ アドレスを自力で設定し TFTPまたはHTTPサーバからConfigを取得しダウンロード、インストールまで自動的に実行完了する。

Nexus9Kが起動するとPOAPモードのログが出力されてくることからデフォルトで機能していることがわかる。 (以下ログ参照)

gist628db67d6119772ee6cf4c772825ac83




今回は、初NXOSの起動まで

まだPOAP機能の使いかたがわからないので 「Abort Power On Auto Provisioning [yes - continue with normal setup」でyesを選択し通常のセットアップを実施。
※noを選ぶとデフォルトのPOAPモードになる。
※このページではVMのセットアップまでとし、Nexus9Kの仕様やPOAPモード機能詳細については別で紹介する。


通常のセットアップを対話形式で実施してみたログ とConfig

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